家事育児に非協力な夫との関係を見つめ直した事例
【30代前半・妻側からのご相談】
結婚7年目で幼いお子さんが2人いる共働き夫婦の奥様からのご相談です。 正社員として仕事と育児に追われる中、ご主人は家事や育児にほとんど関わらず、休日も趣味に没頭されるため、家庭内の温度差に強いストレスを感じておられました。
「もっと一緒に子育てや家族の時間を持ちたい」という思いを伝えても、ご主人からは「俺だって疲れている」と否定され、話し合いがうまくできない状態が続いていました。
また、ご相談者様が仕事に頑張ろうとする気持ちも理解されず、「辛いならパートにすれば?」と言われるなど、孤独感が深まっていました。
離婚は望んでおらず、「夫と分かり合いたい」「寄り添ってほしい」という気持ちから、まずはご自身の内面を整理するためにカウンセリングを受けることにされました。
カウンセリングでは、感じていることを言葉にしながら客観的に状況を見つめ直すお手伝いをしました。 感情的にならず落ち着いたタイミングで簡潔に伝えること、具体的な場面や行動に絞って伝える、短く話して相手の反応を待つ、といった行動の工夫もご提案しています。
現在はそれらを意識的に実践していただき、ご主人の態度にも少しずつ変化が見られるようになりました。 日常のやりとりの中に、少しずつ「会話ができそうな空気」が戻りつつあると感じておられます。
